HTMLというマークアップ言語がベースです

さて、ホームページの言葉の使い分けはちょっと置いておいて、今度は原理について簡単にご紹介しましょう。

ホームページを見るためには、ブラウザというソフトが必要になります。今あなたがこのページをご覧になるのにお使いのブラウザはなんでしょうか? Windowsをお使いの方なら、IE(Internet Explorer=インターネット・エクスプローラ)をお使いですか? IEからGoogle Chrome(グーグル・クローム)に切り替えられた方も少なくないようです。最近ではWindows10の標準ブラウザがedge(エッジ)になったことで、こちらを使われる方も増えていますね。またMac(マック)をお使いなら、Safari(サファリ)でしょうか。Mac OS Xのバージョン10.2から標準になったブラウザですね。iPhoneやiPadでご覧の方は、ほとんどが内蔵のSafariをお使いでしょう。Android系のスマートフォンやタブレットをお使いなら、標準のブラウザでしょうか、あるいはFirefoxやChromeでしょうか。

ブラウザには本当にたくさんの種類があります。IE、edgeやSafari以外にも、Google Chrome、Firefox(ファイヤーフォックス)、Opera(オペラ)などが有名。それぞれ特色がありますので、どれを使うかは、ご自身の趣味の問題ですが、最近ではパソコンでの使用ならChromeが増えているようです。

ではブラウザは、どのようにホームページを表示しているのでしょうか。実はHTMLという「言葉」を読み取って、私たちにホームページを見せてくれているのです。HTMLとは、Hyper Text Markup Languageの頭文字を取ったモノ。直訳すれば「マーク付けされた強力な文字の言語」といったところでしょうか。でもこれでは、なんのことか分かりませんね(HTMLは、マークアップ言語の一つ)。

markup(マークアップ)とは、いわば約束事のことです。たとえば、ホームページ上の文字を赤くしたいときは……。

赤い文字  ←左のように文字を赤くするには、

<font color="#FF0000">赤い色</font>

こんな風に「赤い」という要素を決める約束事(タグ)を付けます。「< >」でくくられた部分は、ホームページ上に出てきません。これは「赤い文字」という文字を赤く見せるための「印」のようなものなのです。なお「#FF0000」は赤色を表示するためのカラーコードです。ちなみに白は「#FFFFFF」で、黒は「#000000」です。

次のページで、実際にHTMLを書いてみましょう。