Windowsとは異なるOSを搭載したコンピューター
コンピューターといえば、Windows(ウインドウズ)というOS(オーエス=コンピュータを動かす基本ソフト)が搭載されたマシンであると思っている方が多いでしょう。全世界的に圧倒的なシェアを持っているのがWindowsマシンだからです。初対面の方とお話しするとき、コンピューターの話題となると、まず間違いなく「コンピューター=Windows」が前提の話になります。これは仕方のないことだし、コンピューター・シェアからいって当然のことだと思います。
またWindowsで使うソフトといえば、Microsoft Office(マイクロソフト・オフィス)が定番で、これに含まれているMS(マイクロソフトの意)Word(ワード)やMS Excel(エクセル)、そしてMS Powerpoint(パワーポイント)などを使われる方が多いようです。言い換えると、コンピューターを使って何かをやるということは、Microsoft Officeを使って作業をするということと、ほとんど同義である場合が多いともいえます。
シェアというものは恐ろしいもので、ある程度以上の割合の人が当たり前のように使うようになると、世間で認められたものとなり「普通」になっていきます。Windowsはそれが非常に高い比率(一時期は90%以上)であるのですから、これはもう、普通中の普通であると言えますね。
しかし世の中にあるコンピューターは、Windowsを搭載したマシンだけではないのです。そしてある業界や、ある種の作業をする人々の間では、Windowsマシンがほとんど使われないことがあるのも事実なのです。
そうしたコンピューターのうち有名なのが、Mac OS(Mac OS X、macOS)を搭載したMac(マック)と呼ばれるものと、UNIX(ユニックス)と呼ばれるOSを搭載したもの。UNIXは、インターネット上で大活躍していますが、個人が搭載機を家庭に置いて使う場合は多くないので、一般にはあまり知られていません。しかし、大学や企業の研究室などではよく使われているようです。